棒読みができるようになってもまだスペイン語らしく聞こえません!アセントacento (英語のaccent)をつける必要があります。そのためには音節 (シラバ sílaba)について勉強する必要があります。これらをマスターすれば、どんな文章も正しく読むことができるようになります。少し慣れれば、感激するほど簡単です。
確か大阪外大に入学して最初の授業が、alfabeto、母音vocalと子音consonante、sílaba 、acentoについてだったと思います。そしてすぐにスペイン語暗誦大会という催しがあり、スペインのノーベル文学賞受賞者フアン ラモン ヒメネス (Juan Ramón Jiménez) の「プラテロと私 (Platero y yo)」という本のラ ノビア(La Novia 恋人) の章の冒頭部分 (といっても かなりの量に思えました)を覚えさせられました。
スペイン語は全くわかりませんでしたので全単語にフリガナをつけ丸暗記を目指しました。ですが、その一節は、その後もずっと頭に残っており、現役外交官時代には、通訳の出番の前の準備運動には、いつもこの一節が役にたちました!そのうちに披露しましょう!You Tube で見つけましたので少しだけでも聴いてみてください。美しいスペイン語のリズムや抑揚を感じてもらえれば「やる気」も出てくるのではないでしょうか。
英語でもスペイン語でも、学ぶには、最初が肝心!英語もアルファベットをキチンと発音せずして上達は望めません!phonics とvowels のチェックをお忘れなく!日本式の教育では、その最初の授業がすぐに忘れ去られてしまいますね!英語との接触が途切れてしまいます!
母音は、aeiouの5つだけ!子音はいくつでしょう!bcdfg hjklm npqrs tvwxy z が英語と同じ!チェ ch, エニェ ñ, ドブレエレ ll, ドブレエレ rr を加えて30です。rr は語頭では R がひとつになり, r となりますので大文字でRRとなることもありません!sílaba というのは、母音のみか母音と子音の塊のことです!
alfabeto を分けると al-fa-be-to と4音節になります。Jiménez は Ji-mé-nez の3音節です。
音節を作る基本ルールは次のとおり。
・母音のみか、母音と子音の組み合わせで音節ができます。子音が続く場合には、最後の子音を後の母音にくっつけます。alfabeto にある ch, ll, rr や tr, br, cl 等の二重子音は分けられません。
例えば、タオル to-a-lla, 建設 cons-truc-ción 等です。
・母音には強母音 (a, e, o)と弱母音 (i, u) があります。
・強弱 (au 等)や弱強 (ia 等)、弱弱 (ui 等)のような二重母音や弱強弱 (uai, iai 等)の三重母音もあります。
・弱母音にアクセントがつくと強母音になります。例えば、国 país, 日本 Japón 等。
アクセントの位置のルールはもっと簡単です!
・母音か子音の n か s で終わる単語は、後ろから2番目の母音にアクセントが来る!
・n と s 以外の子音で終わる語は最後の母音にアクセントが来る!
これだけです。そのルールを外れる場合には、アクセント符号を付けます!
例をあげます!
アクセント acento アセント:母音で終わってますので後ろから2番目です。
試験 examen エクサメン:n で終わってますので後ろから2番目です。
私たち nosotros ノソtロス:sで終わってますので後ろから2番目です。
日本 Japón ハポン: n で終わってますが、o の上にアクセントがあるのでアクセント符号が付きます!、
なお、弱母音の上にアクセントが来る場合にもアクセント符号を付けます。日 día, 国 país がその例です。
「そんなの学校で習わなかった!」「先生が教えてくれなかった!」これらは、私が子供の頃、良く言い訳に使っていたフレーズですが、学校で先生が、すべて教えてくれるなんてことはありえません!特に語学はそうです!自分で調べ、自分で暗記し、本を読む!自分の関心と興味が勉強を深めるのです!
私の講義でも、すべては書けません!みなさんの興味を呼び覚まし、自分で勉強を始めてもらう!そして2020年までにバイリンガルを目指す!You can 2020はみなさんの独学を応援します!次回は、いよいよしゃべってみましょう!挨拶から始めましょう!