イシグロ作品:第4弾は「わたしたちが孤児だったころ」です!


カズオ・イシグロ作品を読んでみよう!47

カズオ・イシグロ作品第 4 弾は「わたしたちが孤児だったころ When We Were Ophans 」です。イシグロ氏の作品は難しすぎる、色々考えさせられるといった感想をお持ちの方が多いと思いますが、この作品はまたひと味違います。

アヘンが蔓延する 1930 年代の上海の租界!両親が行方不明となって、突然 10 歳で孤児となった Christopher Banks はロンドンに戻ります。大きくなって有名な探偵となった Christopher は、再び上海に戻り、両親を探します。明らかになる父の最期と生きていた母に会いに行った彼の決断は!?やっぱり色々と考えさせられる作品です。

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イシグロ作品も4作目です。できる限りイシグロ作品で自分の英語力をよりハイレベルに磨き上げることを目標にしたいと思います。スペイン語ではどういうかな!とも思いながら読み進めてみたいと思います。これまでの作品と違い一気に読める作品です。

手始めですが、世界史で習った上海租界辮髪は原文では、Shanghai’s International Settlement, a pigtail となっています。なるほど!小説とは関係ありませんが、盧溝橋事件の英語名は Marco Polo Bridge Incident です。英語の方が簡単ですね!ちなみにスペイン語では、el asentamiento international en Shanghai, la coleta, el puente de Marco Polo です。

You can 2020 はみなさんと一緒に東京オリンピックまでに世界とコミュニケーションが取れるバイリンガル国際人になることを目指します!誰にでもできます!可能です!必要なのは、自分でもやれそうかなと思い立つことだけ!

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第1部 第4章:I won’t be a carer any more!


カズオ・イシグロ作品 を読んでみよう!❺

「わたしを離さないで」の原作に原文で挑戦しています。全部で23章!第1部から読み直しています!原文には各章に見出しがついていません。みなさんで好きな見出しをつけていきましょう!第 4 章にわたしが付ける見出しは I won’t be a carer any more! です。

第4章は I won’t be a carer any more (when it will ) come the end of this year. 私の介護人生活は今年いっぱいで終わります。何気ない文章ですが、読み直してみるといよいよKathy にもドナーとなる順番がまわってきたのだろうなと予想させます。Kathy、TommyとRuth の関係の記憶が蘇ってきます。

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1 And though I’ve got a lot out of it, I have to admit I’ll welcome the chance to rest- to stop and think  and remember. 多くのものを与えてくれた仕事でしたが、これで少し休める、そして立ち止まり、考え、振り替えれるチャンスだと思うと、こうなったことを歓迎しなくてはと思うのです。

2 I’m sure it’s at least partly to do with that, to do  with preparing for the change of pace, that I’ve been getting this urge to order all these old memories. 古い記憶を整理しておきたいとの思いが強くなってきていたのは、引退に向けての準備と無関係ではないでしょう。

少しだけ語彙をチェックしておきます。①交換切符論争 tokens controversy、②所有欲が出てくる getting more adquisitive、③宝箱 collections、④秘密親衛隊員 secret guards

中学高校で習った文法だけでどんどの読みこなせませんか?文の構成は、常にSVO、つまり守護、動詞、目的語が何かを追いかければいいのです。

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Kazuo Ishiguro 白熱教室に学ぶ!


英語とスペイン語で楽しむ講義 21

著名人を招いての講演会での正しい質問の仕方ってご存知ですか?ノーベル文学賞受賞作家 Kazuo Ishiguro 氏の白熱教室が受賞後何度も放映されましたがこの特別教室は素晴らしいと思います。

特にこの講演会での質疑応答には Ishiguro 氏の人柄がよく表れています。若干の編集はなされていると思いますが、Ishiguro 氏の講演の内容を聴衆がよく理解し、的確なタイミングで質問を投げかけ、Isgiguro 氏がうまくそれに応答しながら次の議論のテーマに移行させていく能力に脱帽です。

日本人は講演会での Q & A、debate、discussion の区別がついていません。学校でそのような教育も受けていません。講演会での主役はもちろん講演者です。debate は相手を説得する討論です。discussion は総意の形成を目指すものです。この違いを間違えなければ場違いな人間と思われることはありません。

さてイシグロ氏の白熱教室の主役はもちろん Ishiguro 氏です。従って Ishiguro 氏に討論を挑む場ではありません。質問をするときは、Ishiguro 氏の話す内容を敷衍したものに限られます。

Ishiguro 氏の素晴らしいところは「それはいい質問だね」と受け止め自分の伝えたいことを聴衆により深く理解させようとする姿勢です。彼がいかに自分の作品を仕上げるのに一字一句練り上げているかを垣間見ることができました。

どうか皆さんも Ishiguro 氏の巧みな技術、自分の思いをいかにうまく伝えるかの術を学んで欲しいと思います。正直日本人は、意見交換も討論も苦手です。SNS では激しい言葉の応酬になってしまいます。

議論や討論に必要なのは相手の考えを真っ向から否定するのではなくいかに自分の世界に相手を引き込むかということです。それさえわかれば講演会で突拍子もない質問をしたり、議論をふっかけたりする日本人はいなくなるでしょう。

単に外国人に自分の考えを伝えるから外国人を説得し、国際社会との総意を形成する。しかも多言語でできる国際人を増やしていく必要があります。

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