上級英西時事ニュース講義17
国賓として英国をご訪問された天皇陛下はバッキンガム宮殿で行われた晩餐会で英語でスピーチされました。これは、日本の陛下として初めてのことです。また、チャールズ国王、カミラ女王とのお別れの場で雅子皇后陛下がカミラ女王に次いでチャールズ国王にもチークキス(注:スペイン語ではべシート:besito)を自然な形で交わされたことも皇室外交にとって始めてのことでしょう。
私は、バッキンガム宮殿やマドリッドの王宮にこそ、観光でしか訪れたことはありませんが、日本の皇室外交の場、国賓を迎えての晩餐会会場である皇居豊明殿には、陛下(現上皇陛下)のスペイン語通訳として出役したことがあり、今回の映像を通して晩餐会の華麗さ、豪華さ、荘厳さを存分に想像することができました。
陛下も雅子皇后もオックスフォード大学で勉強された経験がいかに貴重なものであったかを述べられています。両陛下のご体験とは比べ物になりませんが、私も40年以上前に外交官の卵としてスペインで語学研修したことがあります。サラゴサ大学でのスペイン語研修はたった一年でしたが、今でも寮生活の苦労や初めてできたスペイン人学生の悪友どもの顔や飲み歩きは今でも鮮明に覚えています。
陛下のスピーチテキストは宮内庁のホームページで公開されています。格好の勉強材料です。是非天皇陛下になったつもりでに大きな声を出して読んください。このスピーチがいかに歴史的なものであったかを感じることができると思います。もちろん日本語訳も掲載されています。
宮内庁のウェブサイトのURLは次のとおりです。すぐに勉強開始です。
英文テキスト:https://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detailEn/195#1185
日本語テキスト:https://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detail/195
世界の動きは自分の目で確かめる。街にあふれている安易な外国語勉強法や、甘い言葉に惑わされないように!少しづつでも続ければ、日本語を自然に覚えたように語学は自然に身についてくるものと信じています。大事なのは、少しづつ毎日です!(youcan2020.comへ)



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