難しくない英語+西語文法講義11 実は接続法は面白い!


人間の感情は複雑です。人間の感情を表す時、スペイン語では接続法 subjuntivo スブフンティがよく使われます。接続法とは頭の中で描いた思いを伝える表現方法であり、現実の事でなければ接続法と言われるくらいです。

従ってスペイン語の接続法は英語の仮定法 subjunctive よりも断然使用範囲が広いのです。英語の should と may、不定詞の用法が全て接続法になるからです。

「〜であればいいのに」とか「〜はどうか怪しい」というような願望や疑惑の動詞や形容詞が来るとその後には必ず接続法が現れます。例えば「彼は来ると思います」は彼が来ると思っている自分の存在は事実であり「彼が来る」の部分も当然直接法です。ところが「彼が来るとは思わない」となると、主節が「私が思わない」と否定されるや「彼が来る」こと自体が事実ではないこととなり接続法になるのです。極めて論理的ですね!これが実に面白いと思うのですが!

①Creo que viene. (I think he will come.)
②No creo que venga. (I don’t think he will come.)

では「彼は(絶対に)来ないと私は思う」ではどうでしょうか? 私が「絶対に来ない」と思っているのは事実ですから思っている内容が否定の事柄であっても直説法でいいのです。

③Creo que no viene. (I think he will not come.)

では「彼は(多分)来ないだろうと私は思う」であればどうでしょうか?私が思っているのは事実ですが、その内容に疑惑があれば、当然接続法になります。

④Creo que (tal vez) no venga. (I think he might not come.) * venga は接続法現在形です。

願望や疑惑が事実ではないというのはよくわかりますが、感情の場合が少し難しいかもしれません。次の例で理解していただければと思います。

「今日は君が来てくれて感謝するよ」という文ですが、「君が来た」のも「感謝している」自分も現実なのではと思うのですが、スペイン語では「君が来てくれて」嬉しい、感謝するという時には、接続法が用いられます。なぜなら「君は忙しい人間だからとても今日は来れるとは思っていなかったのに来てくれた、本当にありがとう」という非現実が現実になった気持ちが込められた表現になるのです。

Estoy muy agradecido por que hayas venido hoy. (Thank you for coming today.) *hayas  も接続法現在形です。

たとえ英語のように「来てくれてありがとう」という軽い気持ちであってもスペイン語では奥ゆかしく接続法がよく用いられます。スペイン語ってある意味日本的な言語だと思えてきませんか。

これ以上書くとこんがらがるかもしれませんので今日はこのくらいにしておきます。

You can 2020 はみなさんと一緒に東京オリンピックまでに世界とコミュニケーションが取れるバイリンガル国際人になることを目指します!誰にでもできます!可能です!必要なのは、やれそうかなと思い立つことだけ!

⑩「マイフェアレディ」と私!きっかけと「やる気」が全て!


語学の秘訣は、きっかけをつかむことです!3ヶ月でものにすることはできませんが、オリンピックまでには5年あります!
語学の秘訣は、きっかけをつかむことです!3ヶ月でものにすることはできませんが、オリンピックまでには5年あります!

語学をやりたいと思うきっかけについてお話ししましょう!私は、京都の出身です。市内の名所旧跡には、たくさんの外国人観光客がいました!英会話クラブの友人が、外国人観光客と楽しそうに話しているのをそばで無言で眺めているだけでした!話してみたいけど、勇気がありませんでした!どうにか質問はできても、相手のいっていることがチンプンカンプンだったらと思うと心臓が飛び出んばかりでした!

ですが、高校生時代から、洋画や外国の音楽は好きでしたし、外国語が話せたらどんなに素晴らしいだろうといつも思っていました!

私は大阪外大のスペイン語科に入学し、スペイン人の先生に授業で教えてもらうまで、外国人と話したことは一度もありませんでした!お恥ずかしい話です!

私にやる気を与えてくれたのは、「マイフェアレディ」というミュージカル映画でした。ご存知の方も多いでしょう!どうしようもないロンドン訛りの女の子が、言語学者の特訓を受けて立派なレィディになる、独身主義者の堅物先生も次第に彼女に魅了されていくというストーリーです。私も、人気ナンバーワンのオードリーヘップバーン(Audrey Hepburn)の可憐さと華麗さに魅了されました!気がつけば、受験勉強も兼ねて、映画の主題歌を猛勉強、全て暗唱してしまいました!

気がつけば、相当のオードリーペップバーンオタクとなり、「ローマの休日」や「ティファニーで朝食を」等々、片っ端から彼女主演の映画を見ては、原文を読みあさりました!完全に理解できてはいなかったと思いますが、外国という未知のものに取り憑かれる感覚のなかで、とても充実した日々でした!これが、一浪ならず、二浪まで経験してしまった理由だったのかもしれません!

マイフェアレディの主題歌を何度も繰り返して聞くのですが、全然聞き取れませんでした!本を片手に、にらめっこして聞くのですが、どうしても真似できないし、適当にごまかして覚えたところもたくさんありました!ロンドン訛りのコックニー(cockney)についての知識もほとんどありませんでした!わからないながらも自己流で勉強しました。もちろん、私が書いた始めての外国への手紙も、英文で書いた手紙も全て彼女へのファンレターでした。

そのような訳で、マイフェアレディを見ていなかったら、大阪外語にもいかなかったでしょうし、外務省にも入っていなかったでしょう!ひとついえることは、間違いだらけのミュージカルの暗記も、今のように Google翻訳もなしで、辞書を引き引き書いた、決して立派とはいえないファンレターも、主題歌どおり素敵なことじゃないでしょうか (Oh, wouldn’t it be loverly?)!

もちろん、映画を見るたびに送ったファンレターに返事は一度もありませんでしたが、受験勉強とは、一味も二味も異なる貴重な人生経験となりました!

You can 2020は、あなたにも、是非、本物の「やる気」を見つけていただき、本気で語学を身につけていただけることを希望します!3ヶ月で英語がマスターできるという方は、少ないと思いますが、オリンピックまで5年あります!みなさんと一緒に少しづつマスターしていきましょう!やる気をもったみなさんの独学を応援します!