
語学をやりたいと思うきっかけについてお話ししましょう!私は、京都の出身です。市内の名所旧跡には、たくさんの外国人観光客がいました!英会話クラブの友人が、外国人観光客と楽しそうに話しているのをそばで無言で眺めているだけでした!話してみたいけど、勇気がありませんでした!どうにか質問はできても、相手のいっていることがチンプンカンプンだったらと思うと心臓が飛び出んばかりでした!
ですが、高校生時代から、洋画や外国の音楽は好きでしたし、外国語が話せたらどんなに素晴らしいだろうといつも思っていました!
私は大阪外大のスペイン語科に入学し、スペイン人の先生に授業で教えてもらうまで、外国人と話したことは一度もありませんでした!お恥ずかしい話です!
私にやる気を与えてくれたのは、「マイフェアレディ」というミュージカル映画でした。ご存知の方も多いでしょう!どうしようもないロンドン訛りの女の子が、言語学者の特訓を受けて立派なレィディになる、独身主義者の堅物先生も次第に彼女に魅了されていくというストーリーです。私も、人気ナンバーワンのオードリーヘップバーン(Audrey Hepburn)の可憐さと華麗さに魅了されました!気がつけば、受験勉強も兼ねて、映画の主題歌を猛勉強、全て暗唱してしまいました!
気がつけば、相当のオードリーペップバーンオタクとなり、「ローマの休日」や「ティファニーで朝食を」等々、片っ端から彼女主演の映画を見ては、原文を読みあさりました!完全に理解できてはいなかったと思いますが、外国という未知のものに取り憑かれる感覚のなかで、とても充実した日々でした!これが、一浪ならず、二浪まで経験してしまった理由だったのかもしれません!
マイフェアレディの主題歌を何度も繰り返して聞くのですが、全然聞き取れませんでした!本を片手に、にらめっこして聞くのですが、どうしても真似できないし、適当にごまかして覚えたところもたくさんありました!ロンドン訛りのコックニー(cockney)についての知識もほとんどありませんでした!わからないながらも自己流で勉強しました。もちろん、私が書いた始めての外国への手紙も、英文で書いた手紙も全て彼女へのファンレターでした。
そのような訳で、マイフェアレディを見ていなかったら、大阪外語にもいかなかったでしょうし、外務省にも入っていなかったでしょう!ひとついえることは、間違いだらけのミュージカルの暗記も、今のように Google翻訳もなしで、辞書を引き引き書いた、決して立派とはいえないファンレターも、主題歌どおり素敵なことじゃないでしょうか (Oh, wouldn’t it be loverly?)!
もちろん、映画を見るたびに送ったファンレターに返事は一度もありませんでしたが、受験勉強とは、一味も二味も異なる貴重な人生経験となりました!
You can 2020は、あなたにも、是非、本物の「やる気」を見つけていただき、本気で語学を身につけていただけることを希望します!3ヶ月で英語がマスターできるという方は、少ないと思いますが、オリンピックまで5年あります!みなさんと一緒に少しづつマスターしていきましょう!やる気をもったみなさんの独学を応援します!