スペインの新しい国王フェリペ6世 Felipe VI が即位して1年半(即位は2014年6月19日)になりますが、ずっと昔、お父さんのフアン カルロス一世国王 Juan Carlos I に日本の大臣の表敬訪問に通訳としてついていった時のことです。
国王の通訳は初めてでしたが、サルスエラ宮殿 Palacio de Zarzuela の接見室に入るや、大臣を差し置いて、国王は、私に ¿Dónde estudiaste castellano? (どこで君はスペイン語勉強したの?)と尋ねられ、びっくりしました。
お母さんが、遊び呆けてばかりの息子に ¿Usted no entiende? Hay que estudiar. (あなたはわからないのですか?勉強しなさい!) といっています。
国王が初対面の駆け出し通訳の私に初っぱなから tutear です。お母さんが自分の息子に usted となんと他人行儀なんでしょうか! usted と tú の使い分けの秘訣はここにあります!
実は、初対面でも tú 、親しき中でも usted を使うこともあるのです!決め手は、いかに相手のことを親密に思っているかにかかっています!文法的な説明は You Tube に譲ります。
これがわかれば、ビジネスでも、名刺交換が終われば、すぐに tutear も可能!恋人と喧嘩する時は、usted に変えればいいわけですね!どこの国でも、どの言語でも、親密度、愛情によって言葉使いが変わるのは当たり前のこと!
ちょっと話は変わりますが、これまでおごり続けていた novia (girlfriend)に今日から「割り勘にしましょう」といわれると二人の関係は、危機的ですが、ちょっと似ているかもしれません!
You can 2020 は、英語プラスONE言語、英語 プラス スペイン語をお勧めします!英語プラスONE言語作戦できっと素晴らしい未来が開けると思います!東京オリンピックまで時間はたっぷりあります!あとは、みなさんの「やる気」、自分でもやれそうかなと思う気持ちです!