面白い英語発見:原因は日本語の主語にあり!


語学が楽しくなる講義21

前回の投稿で「Sトレインはこのドアからご乗車になれません」の英訳は You can’t get on to the S-TRAIN from this door. とする方が良さそうですと述べました。

①今度の日曜日はゴルフです。②この味噌汁は母が作りました!これらの文章の主語はそれぞれ、日曜日、味噌汁ですが、英語に訳す時にはどちらも主語にはなれません。

このまま Google 翻訳にかけると案の定 ① Next Sunday is golf. ② This miso soup was made by my mother. と変な英訳が出てきました。①は文法的にも❌ ②は文法的には正しいかもしれませんが、絶対にこのようには言いません。

正しい英訳は ①My mother made this miso soup. ②I play golf next Sunday. 日本語に訳し直すと ①私の母がこの味噌汁を作りました! ②私は次の日曜日にゴルフをします。これが英訳を可能にする日本語です。

残念ながら日本語の主語と英語の subject は同じではないのです。英語では動作の主体が subject ですが、日本語の主語は動作と関係なく主語となれる場合が多いのです。

つまり、上の例文①では、「日曜日」と「ゴルフをする」という動詞は関係ありません。ゴルフをするのは私なので I play となるのです。

例文②でも主語:味噌汁と動詞:料理を作るとは何の関係もありません。味噌汁を作ったのはお母さんなので、味噌汁を目的語にすればいいわけです。

英語らしく話すには動詞の主語が何かを意識すれば、案外楽に話せることになります。S-TRAINを乗車するという動詞の主語として英訳が出来上がってしまったのでおかしな英語になってしまったのです。このような考え方はスペイン語でも全く同じで ①Mi madre hizo esta sopa de miso! ② Yo juego al golf el próximo domingo. となります。

You can 2020 はみなさんと一緒に東京オリンピックまでに世界とコミュニケーションが取れるバイリンガル国際人になることを目指します!誰にでもできます!可能です!必要なのは、自分でもやれそうかなと思い立つことだけ!

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