文科省の国際化に伴うローマ字表記の問題ですが、日本人にとってローマ字は日本語の発音を正しくアルファベットで表記するためだけにあるようです。でもローマ字にはもう一つ大きな役割、力があると思います。それは外国語を原語の発音やアクセントにできる限り近い形で表記できることです。
カタカナ外国語が日本語に定着してきた過程で統一が乱れ、学校で習う英語まで難しくしてきたような気がます。例えば、学校では訓令式でローマ字を習いますが、パスポートの姓名はヘボン式で書かないといけません。
特に気になるのは長音符の使い方です。英語をローマ字で表記する際にできる限り原語に近い表記とし、アクセントを表すことができれば、みなさんの英語の成績は相当良くなる気がします。
原則① 「ー」はアクセント(第2アクセントを含む)のある時以外使用しない。
例:エレベーター elevator はエレヴェィタァ、バター butter はバタァ、パター patter はパタァ、コーヒー coffee はコーフィ、ギター gitter はギターと同じですがアクセントがターの上にあることを示しています。
原則② できるだけ原語に近い発音で表記する。
例:ウクレレ ukulele はユクレィリ、オラウータン orangutanはオラングタンに
原則③ 二重母音は小文字で表記する。
例:エレベーター elevator はエレヴェィタァ、ボーリング bowling はボゥリング、シェーバー shaver はシェィヴァに
原則④ 子音の発音をきちんと表記する。
例:ドローン drone はドゥローン、ドリンク drink はドゥリンクに
原則⑤ b と v と f は使い分ける。
例:ベースボール baseball はベィスボール、バレーボール volleyball はヴァリボールに、コーヒー coffee はコーフィに
これが普及すれば、大学共通一次試験から発音アクセント問題は必要なくなるでしょう。日本語とローマ字については東京大学の「日本語のローマ字表記の推奨形式」によく整理されていますが外国語の表記についての整理はこれからといったところでしょうか。今後も引き続き研究していきます。
外国語のローマ字表記については基本的に英語を基準とすると決める等の決断も必要でしょう。日本語と外国語の壁を低くし英語を身近なものにするために!
You can 2020 はみなさんと一緒に東京オリンピックまでに世界とコミュニケーションが取れるバイリンガル国際人になることを目指します!誰にでもできます!可能です!必要なのは、自分でもやれそうかなと思い立つことだけ!