時事英語:共和党の重鎮 John McCain 氏の追悼式典で!


中級英西時事ニュース講義35

John S. MacCain 米上院議員の追悼式典が 9 月 1 日、ワシントンの国立大聖堂で行われました。共和党の重鎮であり、ベトナム戦争の英雄、党派にとらわれない議会活動で知られ、maverick (一匹狼)とも呼ばれた同議員は、トランプ大統領を批判、激しく対立していました。

告別式には、オバマ、ブッシュ両前元大統領夫妻のほか、ビル・クリントン元大統領とヒラリー・クリントン元国務長官など、歴代の政権幹部が参列しました。トランプ大統領は欠席しましたが、長女イバンカ・トランプさんとその夫のジャレッド・クシュナー大統領顧問、ジョン・ケリー大統領首席補佐官、ジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)など、現政権の関係者も出席、次々と弔辞が述べられました。とりわけオバマ節を久しぶりに聴くことができました。

マケイン議員の娘メーガンさんの言葉です。これはトランプ大統領に対して相当厳しい言葉です。

“America does not boast, because she does not need to. The America of John McCain has no need to be made great again, because America was always great.” アメリカは驕らない。そんな必要はない。父ジョン・マケインのアメリカはもう一度偉大にする必要はない。何故ならアメリカは常に偉大であったから!

オバマ大統領のスピーチでも言葉の端々にトランプ批判が感じられます。

1 “we never doubted we were on the same team” 我々は同じチームにいるということを疑ったことはない。

2 “John understood that our security and our influence was won not just by our military might, not just by our wealth, not just by our ability to bend others to our will, but from our capacity to inspire others with our adherence to a set of universal values – like rule of law and human rights – and an insistence on the God-given dignity of every human being.”

ジョンは我々の安全保障と影響力は、単に強大な軍事力によってでも、我々の富によってでも、他国を自国の意のままに屈服させる能力によってでもなく、「法の支配や人権」といった普遍的な価値感への執着と神によって与えられた全ての人間の持つ尊厳の尊重といった考えを他国に鼓舞する能力によって勝ち取られたのだということを理解していた。

皮肉にも、ソウルの女王 Aretha Franklin さんに続いて、John McCain 議員が亡くなり、追悼行事の機会に、トランプ大統領によって分断されかかっているアメリカ国民がトランプ批判で辛うじて連帯の意思を示せたように感じたのは私だけでしょうか。今後のアメリカの政治、外交から目が離せません。

You can 2020 はみなさんと一緒に東京オリンピックまでに世界とコミュニケーションが取れるバイリンガル国際人になることを目指します!誰にでもできます!可能です!必要なのは、自分でもやれそうかなと思い立つことだけ!

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